
2分で読めます
CoinsDoマンスリークリプトラウンドアップ:2024年7月
2024年7月が終わりに近づく中、暗号資産市場は目まぐるしい動きを見せました。価格の大きな変動、規制面の展開、技術の進歩と、活発な1ヶ月でした。今月のクリプト市場を彩った主要な出来事とトレンドを、総合的に振り返ります。
市場のハイライト
Bitcoinが急騰
7月は主要暗号資産の価格が目覚ましい上昇を見せました。Bitcoin(BTC)は重要な抵抗線を突破し、月末に向けて69,000ドルの高値を付けました
この急騰の背後には、Bitcoin 2024におけるTrumpのBitcoin支持発言がありました。彼は、米大統領選挙で勝利すれば暗号資産業界への「迫害」に終止符を打つと約束したのです。
そのほか彼は土曜日、米国を世界の暗号資産リーダーとし、ライバルであるKamala HarrisよりもBitcoinに友好的な立場を取ると述べました。また、当選すれば、米金融監督機関である証券取引委員会(SEC)の委員長で著名な暗号資産懐疑論者でもあるGary Genslerを解任すると語りました。
主要な展開
規制関連のニュースは市場センチメントを大きく動かす要因となっています。とりわけスポットEthereum ETFの登場は大きな話題となっており、市場アナリストはこうした展開が機関投資の拡大と市場の安定につながる可能性があると予測しています。
米国では、Robert F. Kennedyのような政治家がBitcoin保有を国家の金準備と統合することを提案したほか、ニュージャージー州の市長はジャージーシティの年金基金にBitcoin ETFを組み入れる計画を発表するなど、伝統的な金融における暗号資産の受け入れが拡大しつつあることを示しています。
トークンアンロック
7月の大きな出来事のひとつが7億5,500万ドル超にのぼる暗号資産のアンロックです。40以上のプロジェクトでベスティング期間が終了しました。これにはAltLayer、Xai、Arbitrumなどのプロジェクトによる大型アンロックが含まれます。こうした出来事は通常、市場流動性の増加につながり、初期投資家が保有資産を売却できるようになるため、トークン価格に影響を与える可能性があります。
セキュリティの懸念:ハックと詐欺
注目を集めた暗号資産ハック
2024年7月はクリプトセキュリティにとって厳しい1ヶ月であり、いくつもの重大なハック事件がニュースとなりました。最も重大な事件のひとつはインド最大の暗号資産取引所WazirXへの侵害です。この事件では、マルチシグウォレットから2億3,490万ドルが盗まれました。ハッカーは資金を新しいアドレスに移し、PEPE、GALA、USDTなどを含むさまざまな暗号資産のEthereumへの換金を始めました。
この侵害を受けて、WazirXはINRと暗号資産の両方の出金を停止し、ユーザーに資金の安全性を保証するとともに、法執行機関と連携しながら事件の調査を開始しました。
新種の詐欺
大手の中央集権型暗号資産取引所を標的に、偽装取引と複数のスマートコントラクトを組み合わせた新種の詐欺が登場しています。この詐欺の成功事例は1件しか確認されていませんが、問題のスマートコントラクトを詳しく分析した結果、犯行者はこうした偽装取引を数百回発行しており、取引所から300万ドル相当を超えるTRXをだし取った可能性があることが判明しました。
この詐欺は、犯行者が中央集権型取引所上の自身の入金アドレスに向けた偽装TRX送金を発行することから始まります。複数のスマートコントラクトを駆使することで、取引所のウォレットインフラを騙して偽装取引を検証させます。すると取引所は相当額の暗号資産を犯行者のアカウントに入金し、犯行者はそれを直ちに現金化するのです。
詳しくはこちら。
技術と市場のトレンド
NFTは不調
クリプト分野における技術の進歩は、可能性の境界を押し広げ続けています。しかし、すべてのイノベーションが永続的な影響を持つわけではありません。NFT取引量の減少は、以前の過熱した期待とは裏腹に、継続的なイノベーションと実世界での有用性がなければ市場の熱狂は冷めてしまうことを物語っています。長期的な関心と普及を維持するには、今後の技術的ブレークスルーは現実の問題解決と具体的なメリットの提供に焦点を当てる必要があります。
まとめ
まとめると、2024年7月は暗号資産市場にとってダイナミックな1ヶ月でした。価格の大きな変動、規制をめぐる議論、セキュリティ上の課題、そして変化する市場トレンドが特徴の1ヶ月です。市場が成熟を続けるなか、こうした動向をウォッチし続けることは、ベテラン投資家にも初心者にも極めて重要です。



